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2013-04-12-Fri 23:59:07 │EDIT
1年次よく会っていた学科の知人と久々に授業で一緒になった。
いやこれまでにもたびたび教室や構内で顔を見かけることがあったのですがなぜか互いにスルーしてしまっていた。


あちらさんに本を一冊貸していたままになっていたなあと思いながらかれこれ2年ほどの空白。
久しぶりに会って第一声が「本借りっぱなしだった」だったので向こうもどうやらぼちぼち気にかけてくれていたようだったのですが、そうなるとどうにもこれまでスルーしてしまっていたことが気まずくもなる。
まあお互い様なのでしょうかね。
あと実際問題大学構内歩いていてすれ違う程度の刹那にコミュニケーション開始の糸口を掴めるほど私人間できてない。


この大学生活、至極まっとうにまじめに真剣に勉学に取り組んできた(のであろう)あちらさんの顔が不思議と直視できませんでした。
堕落し続けた私とは見比べるべくもなく、惨めさすら感じるような、まあこれも一種の自意識過剰。
きっと。


貸していた本は円城塔『self-reference ENGINE』の文庫版でした。
貸し借りの切れ目が縁の切れ目にならないといいね、とかなんとか。

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2013-04-11-Thu 23:59:07 │EDIT
今朝方猛烈な悪夢を見た。
会いたくもない人間が何人も現れては私の財を奪っていくような、それとももっと観念的に雰囲気的に邪悪で陰険な、どうしようもない嫌な夢。


寝覚めの悪さを引きずって起きては眠りを繰り返し、実際目が覚めたらお昼過ぎでした。
出ようかなと検討していた授業をひとつ取り損ねる。
その代わりというのかそれに加えてというのかそれに伴い木曜日が完全オフになってしまった。


ちなみにアパートの工事をやっていたのが悪夢の原因だったように思えます。
ケーブルテレビ工事で朝から猛烈な騒音でした。
それとも昨日の二日酔いのせいか。


秋口ごろ、何度か明晰夢を見ては楽しんでいたりしましたが、その時の原因も確かラジオだった。
外界に左右される夢というのは、無抵抗でしかなくて、なんだかなあというか。

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2013-04-10-Wed 23:59:17 │EDIT
最近妙に調子が良くてどういうことなのだろうと思う。
何一つ上手く行っていないのに現実を直視できていないだけである可能性を否定できなくて危険であるのだろうと思う。
けれど何がどういうわけなのやら。


確かに春先鬱々として塞いで折れて倒れていた時期があったはずだった。
最近のこの具合はどういうことだろう。
本を読んでもいないのに。


今はお酒が入っているので自分の文章に信憑性が伴いませんが、いずれこの感覚は処理すべきなのだろうなと思う。

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2013-04-09-Tue 02:22:18 │EDIT
部活の後輩がやっていたので。


1位: 零式 / 海猫沢めろん

2位: 暴走するセキュリティ / 芹沢一也

3位: からくりアンモラル / 森奈津子

4位: 儚い羊たちの祝宴 / 米沢穂信

5位: そばかすのフィギュア / 菅浩江 シュレディンガーのチョコパフェ / 山本弘



『暴走するセキュリティ』が新書なので5位はふたつ入れてあります。
小説のみでもランキングが完成するようにということで。


しかし見事にハヤカワばっかになりましたなあ……





○余談というか補足というか解説というか感想


・海猫沢めろん『零式』
突き抜けた。言葉遊びやらキャラクターデザインやら舞台設定やらド直球で好み。
ある意味では今後のスタンダートな形式なのかもしれないと思った。すなわちライトノベル的な進行の裏で純文学的な企みを持ちながらどこかアダルトな要素を含みつつ大枠ではSFやミステリや歴史や技術的リアリティを取り扱うダイナミックな構成をとり細かなところでギャグ・コメディを挟むことでくそ真面目な感を紛らわしはっきりとしたエンディングを用意しつつも物語がそこで終着/執着しないような流動性ないしスピード感を携えた以下略


・芹沢一也『暴走するセキュリティ』
「安全」「安心」という標語主義を批判するのはどこか中島義道ちっくになりますが(そうか?)こちらはもっと実証的といいますかデータに基づいた感じ。
現代人がどれほどのことで騒ぎ立てているものなのか、何を要求しているのか、結局どうしたいのか、というのが曖昧になり漠然とただ自分にそぐわないものを排除するだけになっている、そんな暴力の構造が気になっている人にはおすすめ。
凛として時雨『想像のsecurity』を聴きこみながら読むのがオツだと思います。


・森奈津子『からくりアンモラル』
短編集。エロ小説群かと思いきや、まあエロ小説群だったわけですが、それにとどまらないところがあった。
こんなクソなSFがあったものかというのは褒め言葉であって技術の進歩はきっとこういう事態を誘発し得ないものではないしいわゆるエロティシズムの後ろめたさというか下品さはしたなさなんてものがなんぼのもんよと鼻で笑っちゃう類の小説であってSFという分野に走っているだけにその開き直りが潔いというのでしょうか。
設定は『あたしを愛したあたしたち』、話の流れは『レプリカント色ざんげ』、描写では『罪と罰、そして』が良かったです。


・米沢穂信『儚い羊たちの祝宴』
実は高校時代にちょろっと触れたことがあり5編中2編(『身内に不幸がありまして』と『玉野五十鈴の誉れ』)は既読だったのですが(ただし別媒体による)、それでも十分に楽しめた。
私見ですが米沢ミステリのえげつなさはその下地にあるほのぼのとした日常描写の雰囲気を一撃で粉砕玉砕大喝采してしまうところにあり、急転直下な様子といいますか、文字を読み取ってその内容を理解する瞬間に理解と同時に何か走るものがあるというような、一種「上げて落とす」というところのそれであるのだと思います。
ラストのラストが一番にやけました。けっこうぐろいのが好きなのかもしれない。


・菅浩江『そばかすのフィギュア』
ほとんど年度が終わるころに読み終わった本でした。これも短編集。
語り口はかなり抑え目というか控えめというかまったりした感じなのですが、そしてそれゆえに先の展開が読めてしまったり予定調和的に思えてしまったりもするのですが、終始その雰囲気であるため世界観が良かった。
設定にも派手さこそ無いものの独特さがあり、それは無理の無い描写や背景知識的な親しみからくるものなのだろうとも思います(表題作『そばかすのフィギュア』など顕著)。
まあ何より衝撃的だったのは『ブルー・フライト』が書かれたのが著者高校在学中ということでしたけどね! っていうかもうほとんどその事実だけでランクインしたようなもn(ry
『セピアの迷彩』が一番好きでした、はい。


・山本弘『シュレディンガーのチョコパフェ』
昨年度は一時期本当にSFしか読まなかった時期があり(というほど普段から本を読んでいるわけでもない)、その一端を担っている読書でした。またもや短編集。SFの短編というのはネタのストック的な意味でなかなか乱獲が難しいのではないかなと思います(製作者から見て)。
非現実とまで行かないまでも益体の無さというものがサイエンスフィクションにはとかく付き纏うように思われ、もちろん技術的リアリティを求めたへヴィなSFもあるわけですが、科学技術という実地的なものを使って観念のような妄想のような展開を繰り広げることにはなかなか思い切りが必要になるわけであって、そういった意味では表題作『シュレディンガーのチョコパフェ』や『メデューサの呪文』あたりは素晴らしかったと思います。





おまけ

2012年度読書ワーストランキング


5位: さよならペンギン / 大西科学
盛大な表紙詐欺。表紙だけだったら図抜けてトップだった。

4位: ピーターパン・エンドロール / 日日日
何年かけてのこれですって。『ちーちゃんは悠久の向こう』のがよっぽど。

3位:さよなら、いもうと。 / 新井輝
大正義きゆづき神のイラストしか目に付かない。ラノベにそう要求しちゃいかんとは思うけど。

2位:あなたに友だちがいない理由 / 笠原真澄
表紙が(ry 最後あたりで本当に時間の無駄だったなあと思いました。表紙だけすごい好き。

1位:性転換 / 古川智映子
「不遇な人々を知るなら実例を見たほうが早い」の典型、というのもさることながら一番の罪はその厚さ。

0位: KAGEROU / 斉藤智裕
何も、何一つたりとも起きなかった感。ネタにもならない。もはや何も語るまい。

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2013-04-08-Mon 23:57:31 │EDIT
昔自分が読んで感動までいかずとも感銘を受けた作品が卒論にまでかかわってくるとなるとこれはもう運命感じずにはいられませんわー


人は一生にひとつは最高の小説を書けるという言い回しがあったりしますがそれは不正確というか不十分なのであって実際は人は一生にひとつは最高の小説を体験できるというのが適切なのではないかなーと思っていたりします。
文字に書き下せるかどうかは不確かですし、仮に書くことができたとしてどのような筆致をとるのが最良・最適なのかもわからない。
それとも人の一生を書き取るということはそれだけで価値ある文面を構築するものだったりするのでしょうか。
日記とは文学の最低の形式であるといったのはナボコフでしたっけ。



あさって締め切りの某公募のネタをさっき思いついたのでちょっとがんばってみようかしらとかなんとか。

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赤鯖
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非公開
誕生日:
1991/10/06
職業:
大学生
自己紹介:
自分のためでない、他人のためのコミュニケーションを心掛けたら、孤立した。
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