偶然人に会うことが増えた。
それは、もちろん同じ環境に長くいればそれだけ、自分の見知った人とエンカウントする可能性は、上がるものなのだろうけれど。
以前まではそもそも誰かに会うことを想定して歩くようなことをしていなかったように思える。
今でもそれはろくにできてはいないのですけれど。
イヤホンで音楽聴きながら猫背で早歩きするのがいつもの貴様であるっちゃと指摘されたことがあります(こんな語尾じゃなかったかも)
人間関係がこの4年でどうしようもなく広がってしまったのだなと思う。
それは1が3に増える程度のものでしかなくて、人によっては10も20も増やすことのできるだけの期間を置かれて得たものとしては大したことではないのかもしれませんが、それでも私にしてみれば1が3になるというのは3倍になるということであり。
あるいはそれまでがあまりにもどうしようもなくゼロでしかなかっただけなのかもしれない。
人が選択して、どこに行くか、どこに属するか、何に参加するか、誰と関わるか、どのような関係になるのか、誰に何を言うのか、どこまで情報を出すのか、誰に真実を告げて誰に嘘を吹き込むのか、誰を見下すのか、誰を尊敬するのか、誰に媚を売るのか、誰と本気を出して語り合うのか。エトセトラ。そういうことを決めることは何も特別なことではないのだなあと今更にして知る心地。
大学生活もあと半年しかないけれど。
誰かと会いたいというほどアクティブに人を欲するわけではありません。
けれどもし偶然誰かと会えるのならその機会は大切にしたいと思った。
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