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2012-02-10-Fri 16:17:08 │EDIT
部活で読んだ作品に少年が失踪するシーンがあって、だからというわけではないですが、「いなくなる」とはどうなることなのか、考えてみたくなった。


いつだったか、駅前商店街の本屋でハウツー失踪みたいな本を見つけて、結局のところ本気で失踪するためには戸籍の消滅を伴い家族も友人も擲ってどこかへ行くということをしなければならないらしいのです。
もう事実上の死亡。
敵を全て失う代わりに、味方も、自分を取り巻く何もかもをも同時に失う。

少年期の家出願望はそれなりにポピュラーなものだと思う。
ここではないどこかへ、という旅人的な意志ほどかっこよいものではないけれど、一人旅をする楽しみと操作は一緒のようなもの。
私の友人にもプチ家出まがいをしたことがあると話した人がいますし、私の弟も大昔に家を飛び出たことがありました。どちらも夕飯までには帰宅していますが。

ズッコケ三人組にも家出する話があって、幼い頃に読んで、それは確かけっこう大移動をしていたのだと思う。
当時は自分にはこんなことはできないだろうと思った。
今読んだらはじめてのおつかい程度にしか見れないのかもしれないと思う。

一方で自殺願望と同一とはできない。包含関係にもない。重なる部分はあるだろうけれど。
死にたいというのと逃げたいというのとはまた意味が違っていて、現代社会における「死にたい」若者の多くは「逃げたい」だけなのではないかというこれは経験上の個人的な意見。
思えばゆとりというのは困難を回避することですからね。ハードルを下げるというよりはハードルの無い道を用意する感じという気がする。

しかし表面的、結果的、物理的に見れば、死亡と失踪は同じ。
それは周囲の人格の精神にとってひとりの個人が消滅することによる。
逆に、失踪を死亡と差異化させるところのものは、行為する主体の精神にとってのみ、元の個人は存続して観測されるということ。
方法的独我論では自分以外の周囲一切が「消滅」するということになるのですが、それでも「自分」は残る。

唯一残されるのが主体ということで、ある意味では「失踪」は何よりも個人を強く規定するものなのかもしれない。
ただし同時に自分に絡む様々な諸関係も同時に失っているため、「強くてニューゲーム」どころか「知識だけ引き継いでステータスリセットでニューゲーム」でもない。
良くて「同ジャンルの別のゲームを別ハードでスタート」程度。
「ゲームを破壊して作り直す」くらいでしょうか。
もちろんたかだかゲームになぞらえてよい話ではないのですが。

自分が消えたいと思うのはどのようなときなのだろうか? ということを考えてみて、その思い当たる理由にさらになお「自分自身でそれを見たくない/関与したくない」心理があると自殺までいくのでしょうか。
「生きたい死にたいは精神行動」というのは持論ですが、理論的に死を選択する場合ももちろんあるのだと思う。


哲学的に、「有る」「無い」はパルメニデスが既に考えていたりして大きなテーマなのですが、最近はどうも「生死」方面に向かいすぎではないのかなあというイメージがあったりします。
とりあえずサルトルの「存在と無」とハイデガーの「存在と時間」を読んでから出直してまいります。



追記
「失踪超入門」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757219024
おそらくこの本だったはず。

「ズッコケ家出大旅行」
http://www.amazon.co.jp/dp/4591066428
あらすじだけちょっと見るとおもしろそうに思えてくる。

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2012-01-23-Mon 01:37:22 │EDIT
テストも一段落ついたのでいまのうちにまとめておこうかと。
2011年とはいえ、ほとんどの本は年明けに読んだのですけれども。


・谷沢永一 『嫉妬する人、される人』
「嫉妬」のなんたるかを日本史のエピソードに重ねて解説している本。
昔の日本のほうが身分制度のぶんだけ嫉妬の動きも強かったのだといわれるとなんとなく納得できた気がします。
短いエピソードが多く用意されており、なるほどな、と思わせる言葉が並んでいますが、若干印象が薄かったのはその形式の都合上仕方が無いかな、といいますか。後書きの浴衣がけの夕涼みという例えはいい具合なのかもしれません。

年末に読み終え、そのまま後輩に貸したらやたら喜ばれた本。


・ヘルマン・ヘッセ 『車輪の下』
読了が元旦だったというだけで、実際はかなり以前から読んでいました。少し読んではやめ、を繰り返していたのですが帰省する新幹線から大晦日と元旦で残り半分ほどを読み切り。
まさしく没落を描いたという感じで、最後の終わり方にはあっけなささえ感じられた。決してドラマチックではないですがそれだけに残酷で、実際こんなことはあったのだろうなと思って冷静に考えてみるとヘッセの自伝小説だったりして。
タイトルの意味を途中まで測りかねていて、読み終えてみるとぞっとするようなところはありました。

いわゆる古典、いわゆる名作を読むのは久々というか、特に海外の名作には本当に疎かったので、とりあえずようやくの第一歩というところでしょうか。
春休み中に原文で読みたいかなあとも思ったりした。


・小川仁志 『すっきりわかる! 超訳「哲学用語」辞典』
いい加減『超訳』って言葉やめませんか。
すっきりわかるはわかるのですが、この本を読んですっきりしたという事実がすっきりしない。
実際入門書的なものとしてはよかったのかもしれませんが、中途半端に専門書ぶっているだけに安易な言葉が引っ掛かる。ニヒリズムの項にショーペンハウアーが載っていなかったのもどうなんだろうと思う。
この本を読んで初めて知った言葉もありましたが(レッセフェールとかシミュラークルとか)、むしろこの本を読むまで知らなかったことが恥なんじゃないかというレベル。

読み応えはぼちぼちでしたが意外に時間を食った印象。それでも遅読な私にしては早く読めたのだと思います。
例文の違和感には目を瞑ることにした。哲学用語を日常使いできるわけがあるかい。


・渋谷昌三 『100文字でわかる心理学』
総文字数が100文字なわけではもちろんないです。さまざまな項目があり、見開き右側でそれぞれの説明が100文字で要約され、左側でその解説というか補足がされている、というスタイル。ベスト新書にいくつかあるシリーズ。要するには上記の「辞典」と大差ない感じ。
こちらはそれこそ私も入門者のようなものなのでそれなりにふむふむと分かった気になるものでしたが、まあ分かった気になっているだけなのだろうなあという自覚は拭いがたい。ユングとフロイトの夢の解釈の違いを答えろ(心理学科の1年生演習の問題)とかいわれても結局わからないしなあ。

著者の人は哲学界における竹田青嗣さんや小川仁志さん永井均さんのような「入門書」を多く書かれている方らしく、のちに(というか現在)心理学の本の著者名で幾度となく見かけることになるのでした。
出身大学がうちの心理学科だった。


・円城塔 『これはペンです』
いつぞや、何か嫌なことがあったときに目に留まって衝動買いした本。
三箇日ですっかり寝正月が身に付いた体でこの本を一日で読もうと思ったら死ぬかと思った。読み切ったときの達成感たるや。
ちょうど自分が考えていた問題(「言葉」と「意志」は直結するか、「意志」が「言葉」でできているのかどうかとか)がもろに扱われていてしてやられたなあといったところ。やっぱこの人好きやわ。
普段よりメタ的というか言葉遊び的な人を食った感じはせず、バックグラウンドの思考のほうに全力を傾けてある印象。「オブ・ザ・ベースボール」もそうでしたが芥川賞候補の共通項かなんかなんでしょうか。というかこの作品もよく候補までいったものですよ。
とりあえず「良い夜を持っている」のお母さんが超かわいかったことは覚えてます。

早く「道化師の蝶」を読みたくて仕方が無い今日この頃。
芥川賞受賞おめでとうございますと言っていいのは作品を実際に読んでからなのだと思う。


・竹田青嗣 『中学生からの哲学「超」入門』
「超」か……まあいいか。
秋に読んだ本(『自分を知るための哲学入門』)と前半はだいたい一緒だった気がする。大富豪を出してきた後半はなかなかおもしろかったでした。普段からはあまり社会哲学に興味が無いもので。

同じような本を読んでいくと結局読むのが早くなるのは自明なのだなあといいますか、つまりやたら早く読めた。リフレックスショットというのかなんというのか。
とりあえず大学生2年目も終わろうとしているのに今更読むのどうなんだよと自責しつつ読んだ。


・神林長平 『敵は海賊・海賊版』
夏の『言壺』ショックからはや半年。地元のブックオフでこれを100円コーナーで見つけたときには我が目を疑った。
思えば神林長平という作家自体が、円城塔のデビュー時に評価の言葉を出していたりするような人物で、もとより私との相性はよいのだろうなと思い始めている最近です。

内容は今でいうライトノベルの前身というのか、そういうSFって昔多かったものと勝手に思い込んでいますが、『カウボーイビバップ』みたいなもんなんだろうか、どこか大人っぽいしかしポップな感じ。
実際このシリーズはアニメ化しているようですし、イラストの補助はあっても悪くなかったというところに文句はないはず。
それでも昨今のいわゆるライトノベルと一線を画しているのは、スペースオペラと銘打たれた作り込みのスケールと、媚びの無さ、作者が好き放題やっている具合、そして『caw』からも見て取れるバックの練り込み、思考度合いなのだと思います。
ギャグというか掛け合いの妙が小気味よく、地の文での説明はだいぶすっ飛ばしてどこか舞城王太郎じみた加速さえしてみせる、テンポの良さはさすがといったところ。

創作専門用語がもう少し理解できると楽しかったのかなあ、とは思った。『狐と踊れ』を読むべきなのでしょうな。



その他
・吉沢伝三郎訳 『ツァラトゥストラ 上』
・竹山道雄訳 『ツァラトストラかく語りき 上巻』
・Friedrich Willhelm Nietzsche 『Also sprach Zarathustra』
読書会で使用。日本語訳は前者がちくま学芸文庫、後者が新潮文庫。独語原文は大学の閲覧室にあったニーチェ著作集をコピー。
といってもまだ『三態の変化』しか読んでないのですけどね。



以上でした。途中まで読んである本が現在大量にあるのでまずはそれらを消化して一気に足取りよく積読の攻略といきたいところ。
選書の適当加減は仕方が無いものだと思うことにしました(遠い目)

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2012-01-11-Wed 19:03:00 │EDIT
明けていましておめでとうございました。(挨拶)


本年もよろしくおねがいします。



どうやら年越しを前後して2000アクセスを頂いていたようであります。ありがとうございました。
どれほどの人がこのページに訪れているのかはわかりませんが(おそらく7割が私と私の携帯のアクセス)、今後も生温かい目で見て下さればと思います。

2000ヒットを記念して何ぞ絵でも描こうかと思いましたがそういえば1000アクセスのキリ番絵も描いたらへんかったね……

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2011-12-29-Thu 15:07:15 │EDIT
早く実家に帰れ。(挨拶)


というわけでこれから帰省したいのですが荷物が多くてなんともはや


成人式用のスーツと靴、冬休みの課題が場所をとるのですねようするに。
でっかいカバンで帰るのは若干気が引けるのですが(重い)、仕方あるまい。


まあこうやってPCで遊んでる暇あったらはよ帰れって話だよ! わかってる!



―――
○追記→関係者の皆様
年賀状を出すのはまた遅くなりそうです。最悪手渡しです。ご了承ください。

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2011-12-20-Tue 02:44:39 │EDIT
2学期(10月2日~12月18日)に読んだ本の一言感想メモです。
冊数少ないので(略


・『とくまでやる』/清涼院流水
御大の作品にしてはまあそれなりにまとまっているかなという印象。メリーに釣られたからというわけでないですが牛木氏のイラストが力を発揮しているということなのかもしれない。
2ページで1日進むという形態上どうしてもラストに行くにつれて密度が追いつかなくなる。発想の敗北。仕方ないといえばそれまで。
エピソード自体は作者ではおとなしいレベル。流水大説()ではぶっちゃけこの程度ジャブにもならん。


・『ぐれる!』/中島義道
なんだかんだでこの人の著作をしっかりと読んだのは初めてだと思う。ちなみに友人の師匠。知っている人の間ではそれなりに有名。しかしまあいつもこうなんだろうなあ論調……
世間に対して多少なり否定的・後ろ向きというのか、その手の論旨にしてはやはり筋が通っているようではあった。的確な指摘もあったと思う。事実私もそれなりに影響を受けていたわけですし。
しかしまあまともにぶつかったら自分とは意見合わないだろうなあとも思った。あと自分の読書量の少なさを呪った。これが10代最後に読んだ本だっていうのだから私も大概ですね。


・『きつねのはなし』/森見登美彦
病床にて一気に読破。でも伏せってるときに読む話じゃなかったと今にして思う。
全体的にとにかく暗い。もりみんの『得体の知れないモノ』の描写が全力。真冬の廊下を裸足で小走りするような(褒め言葉)いつもの軽快な雰囲気を期待して読む人は心したほうがよいと思われます。
ただ、後半になるにつれて何が起きているのかわかりにくかった印象はあった。単に私の集中力の問題だったのかもしれない。


・『オカマだけどOLやってます。完全版』/能町みね子
なぜ文庫で出したし。
思ったより人間の人生って変遷できるんですねという意外さ。それこそ性転換までいかずとも転職とかそういうレベルの話。案外社会人ってそんなもんなのか。
一応ブログ本であるので文体の甘さは拭えないところがあるものの、それでもだいぶマシな部類だと思った。流石に現在文筆業に従事しているだけはあるか。
興味ある分野をいつもの学術的角度とはまた異なる角度から見ることができたかんじ。ちなみにレポートの参考資料にしました。


・『ああ、自己嫌悪』/勢古浩爾
自己嫌悪をこうこうこうして治してレッツ社会復帰という本ではなくむしろそういう態度に対立する立場。
心の動きということに貫かれた結論はわかりやすいが、そこに至るまでに妙な横道が多すぎた気がする。やはり哲学書や評論というのとは違うのか。随筆というほど軽くはないのだけども、時々説得力に欠ける箇所もあったような気がする。それはそれで楽しい文章ということなのですかね。
氏の著作はこれで2冊目になります。最初に読んだのは昨年の夏休みに地元の図書館で借りた『まれに見るバカ』(のちに古本屋で購入)でした。中島義道・池田晶子という名の知れた哲学ライターに喧嘩を売る人は他にまだちょっと知らない。


・『キッチン』/吉本ばなな
演習の資料にする名目(謎)で手を伸ばす。大昔に一度読んだことがあるはずなのですが、というか読みながらああこれいつか昔に読んだ気がするわーと思ったのですが、改めてこの歳(ハタチ)になって読むと老けただけ印象が変わったと感じた。誰ですかこの本子供に勧める輩は。明らかに大学生以上向けじゃないですか真価がわかるのは。こんなもん子供が感動できるかよちくしょう。
描きたいものはとても美しいのだが少し気取りすぎた箇所もあったと思う。そういう人なのか。あと個人的にはカップリングの『ムーンライト・シャドウ』のほうが好き。


・『gift』/古川日出男
久々に氏の作品を読んでやはり時々は補給したい文体のひとつなのだなあと思った。ちなみに現在『聖家族』を年内に読み終わるかどうか賭けをしているのですがまだ本棚から取り出してすらいません←
短編集。それも19作品もある、掌編集といってしまってもよいようなもの。さらさら読めた。ただ、さらさらしすぎたかもしれない。目次に戻って題名と作品内容がすぐには符合しなかったものはそれなりにあった。もちろん各話のタイトルが非常に目立たない位置にあったことも一因とは思う。
軽さというものはいつでも難しいですね。
とはいえエピソードの残り具合はどれもそれなりになかなか。「夏が、空に、泳いで」「ショッパーズあるいはホッパーズあるいはきみのレプリカ」「生春巻き占い」がよかった。と感想メモには書いてあります。今読んだらどうなんだろうか。短編は気分次第で評価がぶれると思う。


・『うそつき~嘘をつくたびに眺めたくなる月~』/日日日
相変わらず軽い。新書ばかり読んでいた夏を思うと驚くような速さで読めてしまい、ラノベってこうなんだな、と改めて思う。作者は後書きでたまにはこういう真面目なのもっていっているようですがどう見てもラノベです本当に(ry
前作『ちーちゃんは悠久の向こう』の、キャラクターの方面に幅を持たせたヴァージョンという印象。また最後になって指数関数のグラフさながらに話を急カーブでまとめあげたりしていたのはこの人のクセなのだろうか。
その割にオチなどベタベタなのでやはりキャラを楽しむものなのだろうなと思った、良くも悪くも。


・『自分を知るための哲学入門』/竹田清嗣
入門と銘打つ割には随分踏みこみましたね。しかし解説というにはざっくりか。もしかすると一番役に立ったのは巻末の読書案内かもしれなゲフンゲフン。でもああいうのは便利。
全体を通して「自分/他人」を語るために色々出している感じ。あくまで「自分を知るため」ということなのでしょうか。
余談ですが「今これ読んでるんですよー」と先輩に紹介した際に「いやいやお前にゃ無理だよ」と返されて軽く傷ついた。


・『私のおわり』/泉和良
タイトルと作者と表紙(笑)といかにもな感じの帯がそのまま付いていて105円だったのとで釣られてみた。
読みやすそうだからと思っていたら本当に猛スピードで読み終わって軽くヒいた。「泣ける」とか「切なさ100%」とか帯に書いてありましたが本当に時間返せ的な意味で泣けたし文章にエピソードが無くただ私は悲しいです悲しいです悲しいですと羅列してあるだけだったので確かに切なさだけしか書かれていなかった。
お涙頂戴が寒いし主人公が死んで過去に飛んだというシステムあまり活かせていないし説明のための説明になっているし無闇な設定披露が鬱陶しいし全体的にいまひとつ。
「エレGY」を立ち読み数ページで切ったのは正しかったということでしょうか。


・『春季限定いちごタルト事件』/米沢穂信
シリーズものを妙な順に読むのにも慣れたもので。
とりあえず大いなる失敗として過去に漫画版上巻を読んだことがあったために前半は先がわかってしまったことが挙げられます。ネタが割れているミステリは存在価値が無いかというとそうとも言い切れませんしもちろんこの作者さんは文体が楽しめるのでよいといえばよいのですが。どうせそんなに考えてミステリ読まな(
無念。
しかしそれがしっかりと後のための伏線になっていたのは高評価。ただしラストは少々不完全燃焼でしょうか。
文体そのものはさらりと読めました。やはりこの人とは相性がいいということなのかそれとも単純なライトさということなのかは謎。


・『とくまつ 夜霧邸事件』/清涼院流水
……何で御大に始まり御大で終わらにゃならんのだよ!
つい先日病床の暇に明かして読了。このページの先頭にある作品からの続き。何故続いたし。前作を読んでいないと何が何やらさっぱりわからない(登場人物の紹介やシチュエーション等はほぼ省かれているため)上に主人公たちがあまりに何もしなさすぎる。主人公サイドにアクションがないせいで結局残るのは犯人が人を殺すシーンだけということになり、しかもそれが一方的な虐殺であるために見ていて面白くない。開くページ開くページ人が死ぬ話は御大の常套手段としても今回はあまりに何も実がない。前作と違い、先回り的にカウントを稼いでいるために、時系列につれてカウントアップ式に犠牲者が増えていくシステムの面白味もまったく掻き消えてしまっている。同じシーンを何もしない主人公ら4人で回したりしているのも冗長。
暇つぶしとして読んでおいてこんなことをいっても仕方ないですが時間の無駄。今回はイラストも少ないし。



その他
・『アトモスフィア 1』『アトモスフィア 2』/西島大介
漫画作品。ハヤカワのJ-COLLECTIONなので一応メモ。漫画ですけどね。
SFというよりホラーなのだろうか? ゲシュタルト崩壊という現象の怖さを知っていればぞっとします。無機質で乾燥したホラーとはこれいかに。
ラストはすごかった。

・『凹村戦争』/西島大介
上に同じく。漫画なんですけどね。こちらが作者のデビュー作。
改めて考えると『宇宙戦争』がSFに分類される理由とはどういったところにあるのだろうか、と思った。そういう意味ではSFなのやらどうなのやら、というか。どうやら内容ももっとシニカルな主張のようですしね。
映画について知識があったほうがおもしろいのだろうな、と思った。映画は全く専門外。

・『Dear サンタさん』/ふくだ すぐる
絵本。
かわいい。



以上です。また何か思い出したらその都度追加するかもです。

……なんというか途中から選書がすごい雑になっているような(遠い目)

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プロフィール
HN:
赤鯖
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1991/10/06
職業:
大学生
自己紹介:
自分のためでない、他人のためのコミュニケーションを心掛けたら、孤立した。
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