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2011-02-05-Sat 04:51:18 │EDIT
2月5日午前3時40分読了。

実は2011年初読書書。
レポート用のテクストや哲学書、新書は参考部分のみ読んでいたので。
「論考」は通して読みましたが前後のおまけは読んでませんし。


難しい難しい言われている円城塔ですが、今作は比較的まともな部類だったように思えます。


『後藤さんのこと』は全6話+αの構成。
以下、各感想。


■『目次』
去年の2月の暮れに受験会場の大学の売店でこの本を見かけ、この『目次』を見て僻地にもかかわらず大ウケしてしまった覚えがあります。ちなみにその大学には落ちました。
新しいスタイルの小説というか、これは発想の勝利。ちなみに「全6話+α」の「α」の要素はおそらくこれ。
各ページを解析する目次というアイディアは漠然と私の頭の中に昔からあったので、それが顕現されているのはなんとなく嬉しかったですね。
内容は比較的抑えめ。さすがにスタイルがアレなのでストーリーのほうはぶっ飛んではいませんが、『「A」というA』の構図が苦手な方には読みにくいかも。
強烈な感情は抱きませんが、じわじわする。


■『後藤さんのこと』
表題作。
1ページで笑った。爆笑した。多色刷りの小説は見た目にもインパクトがあって楽しいですね。「刺すね。」タイムパラドックスをそんな形でぶち壊されたらたまらんわ。
読んだ限り『後藤さんの皮の性質について』が一番ノった。色をつける意味、視覚効果に訴えるという試みと、円城塔のこねくり回す理念がぴったり一致している。これはなかなか見事。その後に出てくる『まだら』もまたうまい。
落ちは酷い。いいぞもっとやれ的な意味で酷い。まあそんなのこの人のデフォルトか。

題名から佐藤探知機ゴーグルとか連想した人は十回くらい読んで憤死すればよい。


■さかしま
後で知ったのですがフランス文学でこういう作品があるそうで。

冒頭でふざけすぎ。むしろそれによる安定感なのか。「気分が悪くなったら冒頭へ」と繰り返す以上は確かに妥当な試みでしょう。
『Boy's Surface』の2話目にどことなく似ているように感じられたのは、やはり何かどこか別な空間・世界を想定しているから。それとも『Boy's Surface』の4話目にどことなく似ているように感じられたのは、その別世界を航行しているような浮遊感があったから。『self-reference ENGINE』にもこんな話があった気がします。雰囲気だけで語るなら。
この人の中にはなんとなくこういうイメージはあるのだろうなあ。

個人的には00章ラストで『01章、10章、11章』のどれかに飛べという分岐が現れた時「うわっ11章もあるのか」と思ったのが後でそれが2進法だったことに気付いた瞬間が何とも言えず爽快でした。やられた。


■考速
これは純粋に楽しかった。というのも、似たようなことを考えていた時期があったからかもしれません。

「考える速度は考える速度を抜けるか」

いや、むしろ、

「筆記と思考の速度」

こちらにまつわる話は高校時代に妄想していた覚えがあります。言葉遊び全開なのも相まって今回の中では一番好きな話。西尾維新や清涼院流水に比べてずっと綺麗で、それ以上に、どこか開き直っている感があるというのがよかった。言葉遊びは火薬であって銃でも弾丸でもない。
電車の中で一気読みした覚えがあります。これは勢いに乗って読んでしまうべき。


■The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire
打って変わってこちらはずいぶんとまあネタに走ったこと。
元ネタの把握ができない人間なのでパロディは苦手です。
こちらはそれでドヤ顔してないだけまだましか。

好きな人はどれかしら好きそう。
このごろの円城塔の悪ふざけっぷりを抽出した感じでしたね。


■ガベージコレクション
これ! 図書館で雑誌借りたのに受験で忙しくて読まずに返してしまったから悔しかったんですよね! 今回収録されててよかったです本当。

スマートなシーンにはどうしてこうもチェスが似合うのでしょうね……というか手順を逆にたどるっていうのは持ち駒が使える将棋じゃ難しそう。時間経過とともに間違いなくコマの絶対数が減っていくチェスならではということでしょうかね。ちなみに囲碁で一部分の局面を逆読みするのはよくあるようですが、明確な『王手』が無いため終局図からの逆再生は不可。

講義でエントロピーを教わっていなかったら何が何やらという感じでしたでしょうが、逆にエントロピーを知っているとそれだけで何かわくわくする話でした。
ところで時間の「逆」については私は大森荘蔵の論文の衝撃が未だ抜けません。全部読んでないのに。

題名のセンスも素敵。
ただ「ガベージ」のイメージはもっとわかりやすくてもよかったんでないかな。


■墓標天球
なんでこう円城塔作品のラストは毎回世界を巻き込む壮大な話になるかなあ。
素敵すぎる。

「時間の流れ方」の違いの話は『self-reference ENGINE』を連想せざるにはいられませんね。何度か似たようなフレーズも出てきたような?
「保存は連続的な創造」のフレーズが天啓すぎる。

立方体の展開図のような、ああいったフィギュアが出てくると驚きがより鮮明になるなあと思いました。
球体でも円でもなく循環する図ができるのは漫画版『数学ガール』上巻の虚数平面から円が出てくるのを見たときの衝撃に近かった。

SFさというのなら今回最たるもの。
「時間」を尋常でない仕方で切り貼りしているわけですからそうなるか。
ある意味『オブ・ザ・ベースボール』にも見られるような氏の原典なのか。
こういうSFは邪道はあるのでしょうが、あまりにSFらしいという意味においては間違っていません。むしろ恋愛や推理以上にネタの尽きつつあるSF業界にとってはここまでやってくれないと光が差し込まないのかも。

なんというかこれはラストに向かうにつれ明らかに鼓動が高鳴るのを感じた。
それは私の心臓でもあるしこの作品自体の脈動だったのかもしれないし、この本そのものの活力だったのかもしれない。
「階段」を使うあたり、『階段は途中で消えてしまったよ』というフレーズを思い出さずにはいられない。
羽が舞い散る様というのをここまで幻想的に描けるのは氏の作品では意外でした。
脱帽。



○総括
遊びに走ったな! というのが第一印象。そういうわけで前2作より対象の裾野は広がっていると言えるのではないでしょうか。なんて愛くるしいんだ。

SFらしさと文学らしさと氏の遊び心。
これまでは三つがぐっちゃになっていたのがだんだんと解き解され、円城塔の武器の数は結局的に増えているのだなと思いました。

どうでもいいのですがアジカン後藤氏はこれを読んでどう思うのだろう。読者はゴッチのことを想像しながら読むのは不適切ですのでやめましょう。その他著名人非著名人の後藤さんを考えながら読まないほうが身のためです。まあ小説なんてみんなそんなもんですよね。


あ、初めてまともにレビュー書いた。(

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2011-02-04-Fri 23:05:18 │EDIT
って誰か言ってくれればよいのに。(挨拶)


最近意味不明な人物になりつつあるような気がするのです自分が。
意味不明じゃいけないんですよ、そうじゃないんですよ。
そんな簡単な言葉で片されるような人格形成はよくないかと。

自分が特殊な人柄とはよく言われるのですが、それはまあよい。
普通の人やらちゃらちゃらした人とはそりゃ一緒にならないだろうとは自覚してはいます。
むしろいっしょにされたくないのだろうとさえ思う。

自分がどうありたいかというのは難しいですね。
最近妙に他人と絡みたい衝動にかられるのです。誰か語ろう。
かつ、自分とどのような人が相性がよく、どのような人は相性が悪いかというのもわかってくる。
もう相槌だけでわかる。
そのテンポや言葉や表情やらで。

とにかく意味不明はよくないのですよね。
突き放した言い方になっていますから。
どこか諦められているような。


謎めきたい。


これだ。

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2011-02-03-Thu 23:50:42 │EDIT
ったら福は内。(挨拶)


「泣いた赤おに」の作者浜田廣介は、家で豆まきをするとき決して「鬼は外」とは言わなかったそうです。
きゅーん。

というわけで節分です。

何やら妙に暖かかったでしたね今日は。
春が近いということでしょうか。
私は今朝は比較的普通に起きて普通に朝食を作って食べ掃除をし片付けをし洗濯をし、と一般な家事ができたのでなんとなく真人間な気分でした。
窓を開けて生活できるって素敵。


しかしこういう生活を一日送ると、普段自分の生活を最も阻害しているのは授業なんじゃないかと思えt(ry


さて節分といえば豆まきなのですが。
近年なにやら行事として定着しつつある恵方巻も忘れ難いところ。

実家では何故か突然数年前に始まり、以降毎年の恒例行事になっていましたが。
今年はやったんかなー。

私も機会があれば自分で作って食べようかと思いました。
しかし巻き簾がなかったり酢飯が作れなかったりで断念。
具もそろえるのめんどいですし。

かといって買うのはどうか。
売り切れてるんじゃないかなーと思っていたのですがむしろ逆。
案外売れ残ってました。高すぎで。何あれ1本1000円弱とか何のテロですか


なので代替案としてこんなものを食べてみた。







どん。


はいロールケーキですねー。
細長くてうまければよかろうが!(




で、いただきます。
恵方巻きはええ方を向いて食b(ry


いやでも実際ロールケーキ一気は存外にしんどかったぜなんですよ。
おいしかったですけどね。


でもやっぱり酢飯が食べたかったかなあ。
まあクリスマスも結局ケーキ作らなかったのだし私はそういう運命なのだと思おう。


―――
○余談
何の脈絡も無く、部活の先輩に、「お前さー俗に言う『女の子がへなへな、ってなってぺたんっ、ってなる座り方』できる?」と訊かれました。
俗に言い過ぎだろう……

ちなみに余裕でした。

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2011-02-01-Tue 19:28:12 │EDIT
笑っていろ。(挨拶)


どうしてレポート書いてる時に限ってこう優良なサイトや素敵な動画がポンポン見つかるんでしょうね。
ふしぎ。
誰かこのインターネット回線を抜いてくれっ!
私には無理だ!(


久々に明確に「読んでみたい」本が出てきました。
the NOVEMBERS ばかり聴いているせいで影響受けまくりですね。
誰か「ブルックリン最終出口」の話をしてください。


昼寝というか仮眠というかそういう何かのせいで作業のハードルがぐんと上がってしまった……
何してんの。


午後7時半現在あと残るレポートは2つ。
道遠し。


―――
○余談
物語、所謂名作と呼ばれるようなものを要素分解してCPUに適当に混ぜ合わさせた文章の作り方というものがあるのだそうです。
小説を作る電子頭脳。
でもそれって例えば箱の中に50音のカードを入れておいて(「あ」とか「い」とか書いてある)、それをランダムに1枚取り出しては記録して戻し、取り出しては記録して戻し、というのを繰り返して文字列を形成すること、そのものすごい延長線上にあるのではないかなという気がします。
つまりそれ自体が意志を持って文章を「書いて」いるわけではないということ。
分解して、部分を並べて。
上辺と中身が同じという点は小説ならではの恐怖ですよね。

夏以来ここしばらくPCでしか文章書いてませんが、ワードを使うだけの小説執筆は無理です。
やはり一度自分の手で紙に書かなければ書ききるということができません。
文章は人が、自分が、3次元空間で「触れる」必要があります。

そういうわけで電子書籍は嫌い。

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2011-01-28-Fri 22:12:06 │EDIT
行ったり見たりとかは。(挨拶)


ド修羅場2nd seasonを攻略中。
レポート5つ+試験4つ+情報処理課題1つがあったのでけっこうきついです。
昨日HTML課題終了、今日レポート2つ提出、試験はここまで3つ終えたのでだいぶ終盤。

今日提出した2つのレポートの講義の先生が他大学なので郵送することに。
電子メール添付でもよかったそうなのですがアンケートも提出できていなかったので郵送で。
何よりレポートをメールで送るなどという不安定な真似、私には到底無理です。

何が怖いってその送り先、東大。

外部講師に東大の人呼ぶ学内唯一の授業だったわけです。ひええ。
そりゃ難しかったわけだよ!
レポートは2枚~3枚程度でよかったはずが何故か14枚も書いていました。
レポートで1万字超えたのなんか初めてですだよ。
たぶん月曜に4年生の先輩の卒論(2万8000字)を読んだせい。

東大に送るには到底相応しくない文章だったので罪悪感(?)しきりです。
何しろ2つ出した片割れってあの例のクリスマス調査ですからねえ。
単位頂けるか不安。


ド修羅場とはいえ体調は以前よりだいぶよいのでマシなほうかも。
問題なのはあと残っている試験が最も難しく持ち込みもできないものであることと、レポートが3つあるその総てが哲学系のものであるということ。
特に哲学科基礎演習のレポートがまずい。
テキスト全っ然読めない。

〆切が2月2日っていうと月をまたぐので先のように感じられますが、実際あと1週間もないわけで。
この土日でなんとかせねば。


―――
○余談
ええい、仕送りはまだか!
あ、いや、まだでございますでしょうか!

全財産500円切ったよ! わーい

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HN:
赤鯖
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1991/10/06
職業:
大学生
自己紹介:
自分のためでない、他人のためのコミュニケーションを心掛けたら、孤立した。
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